クイックブックトークとは、
子どもの本の選択の幅を広げる手助けのために
本についての情報を豊かにする手法です。
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夏休み2017年読書感想文全国コンクール課題図書より
少しずつ本を紹介しています。
今回は、
中学年の部「耳の聞こえないメジャーリーガー ウィリアム・ホイ」
ナンシー・チャーニン文 ジェズ・ツヤ絵 斉藤洋 訳
光村教育図書 定価:1,404円(税込)
ウィリアム・ホイは野球がとくい。
学校代表の野球選手になるために、
家でも学校でも、練習をがんばっていました。
ウィリアムの通う学校は、
オハイオ州の、ろう学校。
耳が聞こえない子どものための
特別支援学校です。
ウィリアムは、耳は聞こえないけど
口の動きで相手の話すことが分かります。
野球がうまくなったウィリアムは、
チームに入りましたが、
手で口をおおって悪口を言われたり、
審判の声が聞こえず
三振しても、バッターボックスに立ったままで
みんなに大笑いされたり、
くやしい思いもたくさんします。
耳が聞こえなくても、
話してる口の動きを見なくても
相手の言ってることがわかるために、
ウィリアムはいいことを思いつきました。
今では、野球でみんなが使ってる、アレです。
それから、ウィリアムは
メジャーリーグでも大活躍する選手となり、
引退したあとも、耳の聞こえない人たちのために
野球チームを作りました。
最後に始球式で投球したときは、
なんと99歳だったそうです!
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